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深沢達也
映像ID: 2889
19512【深沢委員】 資料の最初の質問ですが、これはグラフです。保険給付費の推移、大きな2番目のところの下のグラフです。これをよく見ますと、実は私も一時期、十数か年にわたる保険給付費、国保会計の数値を調べたことがあった。それはかなり最近です、この20年間の中の、ですからたしか十五、六年前に、もうちょっと後かな、つまり昭和58年に私、入りましたが、その後、総合体育館ができて、保健センター、それから当時は独自の健診制度をスタートさせたり、健康な高齢者をと、元気なお年寄りだったかな、各種の施策で総合的にそういう全体像をつくっていたのです、当時。その頃、伊藤さんいたかもしれないけど、私が平成15年に戻ってきて、その間の経過をグラフでしてみようと。
すぐに減っていないのです、給付費は。ただ、平成に入ってちょっとぐらいから、少しずつ横ばい、もちろん伸び、上がっているのだけど、そんなすごい上がり方ではなくて、1回調べてみれば、資料あれば分かると思いますが、したがって、その延長がこの3か年に入っているのです。だから令和2年までの市の給付費の推移を見ると、30年、令和元年、2年と、下り坂です、やや下り坂。全国と東京都は1回、元年で上がっているのだ、それでまた下がっていると。2年で下がるのは3つとも一緒なのだけど、そこから一気に3つとも全部上がっている、これはコロナです。ですから前半のこの2か年、3か年の分というのは、私が少なくとも記憶する限り、グラフを残しておけばよかったのですが、そんなに上がらずに来ていると。つまり施策の効果が現れたと考えたいのだけど、それは因果関係は証明できないと思うけど、でもそういう傾向だったのです。
というふうに、このグラフを見て思ったのですが、さあ、それではこの先どうなるかという、この問題もあると思います。我々はつい、この上がり坂でずっと行くだろうというのが概念にあっていろいろなことを考えがちなのだけども、一応私のこのグラフに対する分析といいますか、感想はそんなところなのですけども、どうですか、その辺の今後の展望も含めて。これはなかなかそんな簡単に答えられることではないのだけど、私の見方はそうなのです。つまり、それは行政によるところの健康増進施策というのがそれなりに、やってゼロだったら、もうやらなければいいのだから。しかし、私はやはり効果を上げている中で──どの程度かは別ですよ──来ていると、今後もそれは続けていくものだというふうに思っていますから、その辺の全体像の考え方がもしあればお聞きしておきたいと思います。